少子高齢化 2003 12 9
aging population combined with the diminishing number of children
景気対策も重要ですが、
少子高齢化も、
長期的には、経済に深刻な影響がでますので、
対策を、よく考える必要があります。
なんだか、子どもの夏休みの宿題みたいですね。
時期的に言うと、8月下旬でしょうか。
少子高齢化が問題になるのは、次の点です。
労働力人口が減ること。
消費者人口が減ること。
社会保障、つまり、医療保険制度と年金は、人口増が前提となっていること。
このように列挙しますと、
いかに少子高齢化が深刻な問題か、わかるでしょう。
労働力人口が減れば、生産能力が落ちます。
消費者人口が減れば、モノが売れなくなり、不景気になります。
人口増を前提として設計された社会保障の維持が、むずかしくなります。
少子高齢化対策は、今のところ、名案はありません。
まず、第一に、子どもを増やすことです。
第二に、移民を受け入れて、移民にも税金を払ってもらうことです。
第三に、女性の労働力に期待することです。
第三の案とは、
専業主婦になっている女性は、まだ多いのです。
こういう人たちが、働ける環境を整備し、
労働者となってもらうことです。
能力がある女性なのに、専業主婦をやっている女性も多いのです。
しかし、現実は、きびしい。
調べたところ、都市部では、保育所が、どこも満員状態で、
欠員がでるまで、待っている状態です。
仕方ないので、無認可保育所に、子どもを預けて働いている女性も多いのです。
認可保育所の定員に空きが出るまで、無認可保育所に預けているそうです。
さらに、認可保育所に預けても、
子どもが、少しでも熱を出すと、保育所から電話があり、
すぐ呼び出しとなり、子どもを引き取りに行く必要があるそうです。
子どもが一人ならば、なんとかなりますが、
子どもが二人になると、子どもが、交互に風邪をひくと、
交互に、保育所から呼び出しの電話があり、仕事にならないそうです。
こうして、重要な仕事は任されなくなるそうです。
やはり、現実はきびしい。
共働きの場合、子どもは、一人が限界かもしれない。